植物の育て方
ポインセチアの育て方
欧米では「クリスマスフラワー」の愛称で親しまれ、日本でもクリスマスには欠かせない花。
真紅に彩って花のように見えるのは、“苞(ほう)”という花を包んでいる器官で、本当の花は真ん中に小さく集まっています。
最近では、花の色が白、黄色や斑入りの品種もあります。
●花が咲いているときの管理●
冷たい風の当たる屋外は避け、ガラス越しの日光が十分に当たる暖かい室内に置きます。
熱帯~亜熱帯原産の花木で、寒さに弱く、夜間温度が低いと色があせたり、下葉が落ちてしまうので、最低10℃以上は必要ですが、暖房器のそばは、高温と乾燥で株が弱りますので注意します。
夕方から夜間の水やりは避け、鉢土の表面が乾いてきたら、温かい日中に鉢底から流れ出るまでたっぷり水を与え、受け皿には溜めないようにします。
※開花中は肥料を与えません。
●花が咲き終わった後の管理●
<植え替え>
毎年、4月に行ないます。
古い土を半分ほど落とし、水はけのよい用土に、根張りをよくする元肥『マグァンプK(中粒)』を混ぜ込みます。
培養土には、水はけがよく、元肥マグァンプK配合の「ハイポネックス培養土 鉢・プランター用」がおすすめです。
植え替え時に、草丈を3分の1ほどに短く切っておきます。
さらに、8月上旬にもう一度、先端から5cmほど切ると、枝数が多くなってきて見栄えもよくなります。
<肥料>
4月下旬~9月下旬までの生育期には、株を大きく育てる置肥 錠剤肥料『プロミック草花・鉢花用』を2ヵ月に1回、さらに液肥『微粉ハイポネックス』を水にうすめて1週間に1回、株元に与えます。
<水やり>
春から秋の生育期は、鉢土が乾燥しやすいため、水切れに注意します。
鉢土の表面が乾いてきたら、鉢底から流れ出るまでたっぷり水を与えます。
<置き場所>
4月下旬~10月中旬までは、日当たりのよい屋外で育てます。
ポインセチアは、一日のうち光を受ける時間が短くなると花芽をつくる“短日性植物”です。
苞を赤くするためには、9月から1ヵ月間ほど、午後5時から翌朝9時頃まで鉢全体をダンボール箱などで覆い、光の当たる時間を短くします。