植物の育て方
カトレアの育て方
カトレア
●花が咲いているときの管理●
日中は日当たりの良い窓辺に置きます。
冬は夜間温度が12度以上必要ですが、暖房のそばは、高温と乾燥によって花の寿命が短くなるので注意します。
乾燥を防ぎ、湿度を保つため、花にかからないように注意しながら、時々株に霧吹きをしてください。
水やりは水ゴケの表面が乾いてきたら、暖かい午前中に鉢底から流れ出るまでたっぷりと与え、受け皿にはためないようにします。
花を長く咲かせておくと株が弱るため、枯れてきたら早めにバルブの上の花茎を切り取りましょう。
※開花中は肥料を与えません。
●花が咲き終わった後の管理●
<植え替え>
2~3年に1回、根が生育を始める3~5月に鉢から株を抜き出して、古い水ゴケを全て取り除きます。
一回り大きい鉢に新しい水ゴケを根の隙間に少し硬めに詰め込みながら植え込みます。
株がぐらつくようなら支柱を立て、株がまっすぐになるようにしてください。
肥料は植え替え後1ヶ月ほどしてから与え始めます。
<肥料>
4月中旬頃に『マグァンプK大粒』(5号鉢に2g(小さじ約半分))を水ゴケの上におきます。
さらに、4~9月の生育旺盛期には液肥『ハイグレード洋ラン』を1000倍に薄めて、または『ハイポネックス原液』を2000倍に薄めて1週間に1回与えます。
薄めずにそのまま与える『ストレート液洋ラン用』または『キュート洋ラン用』もおすすめです。
夏場は、肥料を与える間隔を2週間に1回にします。
10月には、花着きを良くする『ハイグレード開花促進』を500倍に薄めて月に2~3回与えます。
<病虫害>
新芽や花芽を食べてしまうナメクジは、見つけたら捕殺しましょう。
ナメクジ対策には『ナメトール』をナメクジが良く出るところに置き、早めに予防しましょう。
<置き場所>
生育期にあたる5~9月下旬の日光不足は花芽ができなくなるので要注意です。
屋外の風通しが良く、明るい日影や木陰で育てます。
夏場は、コンクリートの上に直接置くと照り返しで株が弱まるので注意しましょう。
10~4月は、ガラス越しに日光の当たる室内へ移しましょう。
<水やり>
春~秋は、水ゴケの表面が乾いたら株元に水を与えます。
真夏は、早朝あるいは夕方に葉の上から株全体にかかるように与えますが、夏場に水を与えすぎると根腐れの原因になるので注意しましょう。
9月中旬以降は、水ゴケの表面が乾いた後、さらに1~2日待ってから水を与えます。どの季節も水やりは鉢底から流れ出るまでたっぷり与えてください。